2013/11/07

絶食後の病院食

 今日の昼食からやっとご飯が開始になった。入院してからの1か月間の絶食は長かった。特に最初の1−2週間はどうにもならないほどの空腹感だった。この期間に御世話になったのは、沖縄黒飴とロッテグリーンガムの2強。混ぜ物の入った飴やキシリトール配合のガムは避けた。ちょび反則物として、黒角砂糖と森永ミルクキャラメル。途中に一度だけオニオンコンソメスープを飲んだが(かなり幸福感があったが)、下痢をしたので止めた。

 やっと食べた三分がゆの低残渣食。それでも御飯粒の美味しいこと。今までにも病院当直時に病院食を試食していたけど、美味しいかどうかなんて考えたことはなかった。美味しいものとして考える対象ではなかった。いや、美味しいよ病院食。この一食のカロリーは大したことはないだろうけど、これを点滴で補うのは大変だろうよ。そしてほうじ茶。これは絶食時に飲むものではなくて、食後に「ふうー」って言いながら飲むものだな。

 日中に飲み物も飲めるようになり、こうやって食事も開始になった。1週間もしないうちに常食(とはいえ低脂質・低残渣食)まで昇進するらしい。点滴が不要になるのも秒読みで、日中はかなり自由になる。エレンタールは今日から2パックとなり、夜間に経鼻で行うことになった。

 こうなると退院が見えてきた感じ。外は大雨で雷が鳴っているが、心は軽やか。にわかにコンピュータを立ち上げ、久しぶりにリアルな感覚を持って予定表やTo-Doリストを眺めてみる。退院後はいつから復職しようか。食事は何を食べてやろうか。エレンタールの量とスピードはどうしようか。やっとエンジンがかかってきた感じがする。


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