2013/10/26

漠然とした不安

 今日は土曜日。休日ののんびりとした病棟の雰囲気が好きだ。午後から点滴をロックしてもらって外出へ。久々に帰宅してみた。まずは犬とじゃれ合う。この為に帰ったとも言える。昨日は長男の誕生日であったので、本日誕生祝いをした。でも絶食中なので、私と犬君はケーキを眺めるだけ。ケーキを食べる姿を眺めながら、漠然とした不安が大きくなる。

 クローン病は難治性疾患。生涯にわたって再燃の可能性と付き合う病気。自分のどこかに時限爆弾がしかけられたような恐怖というか、悲しみがある。何より気になるのは、家族を守らなければいけないことだ。再燃を繰り返したら、仕事ができなくなるかもしれない。患者さんや職場にも迷惑をかけてしまう。これらは自分の努力だけで乗り越えられるのだろうか。

 不安を分解してみると、楽になることがある。私の一番の心配事は再燃。それには薬剤による治療と、栄養剤による治療、そして食事制限の要素が考えられる。薬剤による治療は主治医と相談するが、基本的には主治医に任せる方針だ。そうすると自分にできる努力は栄養剤をきちんと飲むことと、食事制限をきっちりすることになる。

 不安ばかりかかえていても、腸によくない。仕事も進まないし、大きな無駄になる。今自分が為すべき事を為そう。まずは治療をきちんと受けること。その後の経管栄養と食事制限をしっかり守ること。それ以外は悩んでいてもマイナスになるだけだ。問題は結構単純。これをやって、もし駄目だったら、仕方ないでしょう。その時は、その時です。

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